硯の買取り/狛江市/歙州硯

書道具買取り専門の「すみのあと」です。東京都狛江市から書道具(硯)の査定、買取りのご案内です。狛江市は東京都の多摩地域に属し神奈川県川崎市、世田谷区、調布市にに隣接し杉並区の荻窪駅そばで35年以上硯、掛軸などの査定、買取りをしています当社もよく伺わせていただく地域でもあります。狛江市は面積が639haと東京都の市では最も小さいですが歴史も深く狛江古墳群と言われる古墳群があります。東京都でも古墳、貝塚はよく発見されており先史時代の貴重な資料ともなります。書道具も茶道具もそうですが古墳時代とは言わないまでも時代のある骨董品は蒐集される方も多くいます。こういった地域にも古いものが眠っている可能性は十分にありますね。そういった古い書道具などを拝見させていただくことが間々ありますがこのような時間は大変貴重な時間でもあり喜びでもあります。

そういった狛江市から査定、買取りの対象となりました書道具があります。所持されていた方と幸運にもお会いすることができました。普段の仕事では御遺族からお話をいただくことが殆どですがたまに書道具を所持されている方から直接お電話を頂くことがあります。多くの場合、生前整理や終活をかねてご連絡をいただきますがどのパターンでもご自身が大事にされていた硯、墨などの書道具に対する想いがあるためこちらも熱を帯びた会話になりお話が盛り上がることが間々あります。こういった時は本当にお伺いしてよかった、また呼んでください、とついつい言ってしまいます。御自身が自分の作品を揮毫するために頼った書道具です、熱い想いがなければこちらも失礼に当たります。何よりも硯、墨、筆、和紙は文房四宝であり、それ以外の水滴、硯箱、文鎮などに対しても書道家の方は思い入れがありますので一点一点お話をされ膨大な時間になることも多々ありますがそれはそれで大変な勉強の時間ともなります。和紙ひとつとりましても日本の紙や唐紙といわれる宣紙、画仙紙なども内容が大きく違いますし宣紙の中でも紅星牌、金星牌、三星牌など大きくわかれます、もちろん日本の和紙も高知県で製作された土佐紙、埼玉県の細川紙、島根県の石州半紙、岐阜県の美濃紙などは有名ですがそれ以外でも日本各地で生産されております。和紙だけでも何時間もかかる会話になってしまいますね、それだけ書道という「道」を究める文化は書道具も奥が深い、ということになります。

画像の硯は中国4大硯のひとつ歙州硯ですが歙州硯の産地は龍尾山、羅門山とも呼ばれる個所になります。またその地名を採用した「羅門硯」という硯が大変に数がでまわっておりますが安価な大量生産品であることが殆どです。恐らくバブル期以降に日本の企業が中国の企業と手を組んで大量に製作していたことかと思われます。そういった事案は書道のみならず茶道の世界でもよくありますが何かが売れるとそれに近い大量生産品を製作して大本の名前まで落としてしまうことがどこの世界にもよくあります。こういった状況は資本主義社会である以上仕方のないことですがそのぶん本物を見分けることが難しくもなりますね。それましたが羅門山はその後江西省に地名が変更します。歙州硯は硯の王様と言われた端渓硯に肉薄するほどの人気がありましたが端渓硯ほど数はありませんし現在は採石が困難であるためあまり数がありません。また鋒鋩が荒いため墨の減りが早く使う人を選ぶ硯かもしれませんがその硯面の紋様は多種多様で金星、銀星文、金暈、銀暈など世界中の硯の中でもここまでバラエティーに富んでいる硯はなかなかないかもしれません。ある書道家は歙州硯に対する熱い想いから「その硯面に宇宙が見える」とまで評しております。こういった文学、哲学的な言い回しが書道家によく見受けられますが個人的には大好きな態度です。唐硯はかように批評、感嘆される書道具ですがそれに比して和硯が今一つ人気がないのも唐硯に比して紋様の変化が少ないことが理由の一つかもしれません。山梨県の雨畑硯や山口県の赤間硯も人気はありますが硯面の紋様に関しては唐硯のほうが見ていて単純に面白い作行であると思えます。また長崎県の若田硯は和硯の中では紋様があるほうですが古来より現在まで硯は唐硯が一枚上を行っている感覚は否めないです。やはり青山杉雨、西川寧らのトップクラス書道家やひいては江戸期の儒学者たちも唐硯を最上の硯として喧伝してきた過去も理由の一つではあると思います、

このたびご依頼いただいた書道家の方は歙州硯の紋様が好きで所持されていたとのことですが終活を考えるご年齢になり知り合いにあげることも考えたが知り合いも書道家なので需要がなかったとのことで当社を呼んでいただきました。値打ちはご自身が一番よくわかっていらっしゃると思いますがこういった専門的な書道具はどこに頼んだらいいのか?買ったところが買い戻してくれるのか?そもそも業者を呼んで値段が付くのか?逡巡された挙句当社にご相談いただく形となりました。拝見させていただいた歙州硯は時代のある硯ではありませんが紋様も奇麗で飾っておくにも実用にも楽しめる硯ではないでしょうか。また大きさも手ごろで手もとに置いておくにはちょうど良く実用としても使いやすい大きさでもあります。往時は豪壮な大きさのある硯が売れていましたが、そのような見た目の派手な硯というのは飾るにも持ち運ぶのがしんどく実用ではないため残念ながら現在の市場ではあまり評価されておりません。ただバブル期は狂乱の時代ともいえる時代ですのでそのような高額な作品が絵画、工芸品、着物でも飛ぶように売れていたようです。ともあれこういった様々な顔を見せる硯に関しては御遺族の中にはどうしていいかわからず捨ててしまう方もいらっしゃると聞きます。そういった時は一度ぜひ当社に相談いただければと思います。日本人は物を大事にする文化が根強く、捨てられない文化でもあります。古くから伝わることわざに「物は百年経ると化ける」と言われておりある古い道具が100年を前に99年で捨てられそれを恨みに思って化けて妖怪になったという俗話があります。おそらく九十九神の発祥となった逸話かもしれません。ただそこが物を次世代に伝える、という根本の哲学でありそういった現状が書道具だけでなく例えば明治時代の野良着のように使い古されてつぎはぎに仕立てあげ次世代に繋ぎ続けたものが現在襤褸として脚光を浴びている状況にもなっています。そういった意味では今回お譲り頂いた歙州硯も必ず誰かが必要としているはずです、そういった重要な橋渡しの役目をきっちり果たしていきたく思います、ありがとうございました、次世代の書道家に繋いでいきたく思います。

 

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