硯の買取り/世田谷区

書道買取り専門の「すみのあと」です。

本日は東京都世田谷区で硯の買取り、査定に行ってきました。

世田谷区は東京23区の南西部に位置し、北隣は杉並区、東隣は北から渋谷区、目黒区、大田区、南は多摩川を挟んで神奈川県川崎市と隣接し、西隣は北から三鷹市、調布市、狛江市と隣接しています。
また世田谷区内は、北沢地域、世田谷地域、玉川地域、烏山地域、砧地域の5つの地域に分けられております。

人口は約93万人で東京23区中で一番多く、面積は大田区に次いで2番目の広さを持ちます。

世田谷区の中心部の世田谷は、中世には吉良氏の所領で世田谷城跡が残ります。江戸時代には幕府領と彦根藩井伊氏の支配下で、井伊氏の代官大場氏の大場家住宅主屋および表門は国指定重要文化財です。

世田谷は矢倉沢往還(大山街道)から三軒茶屋で分かれる津久井往還(世田谷通り)筋の交通の要地として発達し、当時の市の名残の「ぼろ市」は現在も開かれています。

そういった世田谷区から査定、買取りの対象となりました書道具は硯です。

今回、所持されていた方とお会いすることができました。一家で芸術に携わる方です。

硯には中国産の唐硯、日本産の和硯があります。唐硯の中でも端渓硯、澄泥硯、歙州硯、トウ河緑石硯は中国4大硯と称されております。またトウ河緑石硯は「幻の硯」と言われておりほぼ実在しないようですがそういった浪漫があるのも古美術品の愉しみ方かもしれません。


硯には墨を磨るための用具として日常的に使うような実用硯と、明時代、清朝期などに製作された古美術品としての役割を持つ鑑賞硯に分けられます。長方形のものを長方硯、自然の石の形を生かしたものを天然硯と呼び、実用硯の硯式は大体、長方硯と天然硯だといってよいでしょう。

実用硯でも硯式は様々で、こちらの硯は柔らかな丸みを帯びた硯式に、さりげなく硯縁に描かれた模様、また亀に見立てた硯箱でしょうか。こちらも合わせて美術性を感じさせてくれます。


改めてこういった硯を拝見しますと、単に硯が墨を磨るだけの用具ではなく、墨を摩る一時に心を落ち着ける役割を担うような、美術工芸品の1つであると思います。

今では墨液が主流となり、硯で墨を磨るということを知らない子供達も多いのではないでしょうか。

実用も鑑賞用も含めて、硯の魅力が後世にも長く続くようにと願います。
 
 

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