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主な買取作家

殿村藍田

殿村藍田は鈴木翠軒をして「百年に一人の天才」と称された天才書道家です。西川寧の高弟であり戦後最大の書道家と謳われた青山杉雨は殿村藍田の多才な能力も評価しております。漢字、かなだけでなく文人画まで挑戦しパリで個展を開くにまで至ります。青山杉雨はそんな殿村藍田を「特に文人画は時々見せてもらっているが独特のムードがあふれていて中々楽しい物である。就中、生な原色を大胆に使った花弁類は彼のもっとも得意とするところらしいが、これは従来の文人画にはない新しい境地でなはいかと思う」と絶賛してます、杉並区で30年以上買取り、査定をしておりますが殿村藍田の掛軸、額作品に出逢った時ほどこの仕事をしていて幸運だと思うことはありません。また殿村藍田の掛軸作品を所有してる書道家の方は硯、墨も雰囲気のいいものが多いですね。

 

殿村藍田は大正2年東京に生まれます。名前は喜代松と言いその後の掛軸、色紙作品にもその名前が冠されてます。豊道春海に師事し何紹基の書風を目指します。当時の書道家にしては珍しく文人画も良く製作しパリ、上海で個展を開催する迄になります。昭和36年謙慎書道会の副理事に就任します。昭和52年に日本芸術院賞を受賞します。その後も後進の書道家に影響を与え続けます。殿村藍田独特の「狂草体」という書風は誰も真似できない書道作品なのではないでしょうか。鎌倉市で青藍社を主宰し現在でもその書道精神は脈々と受け継がれております。

殿村藍田の書道は何紹基が入り口だったかもしれませんが師匠の豊道春海、鈴木翠軒から潘天寿、王個移、呉昌碩、王一亭などの文人画を片っ端から模写し自身の書道作品に投影した努力にあるのではないでしょうか。その書道に対する熱意はは尋常ではなく殿村藍田本人も「盲者蛇を恐れず、これを一本にすることは、もちろんある種の暴挙に近い物であることは重々承知であるが、自己反省の具として頗る意義のある事」と述懐しております。

幸運なことに殿村藍田の掛軸、額、色紙作品は存外目にすることが多く手にすることもできます。

また殿村藍田の作品に出逢えることを夢見てこの買取りの仕事を続けていきたく思います。

 

書道具買取り専門「すみのあと」では殿村藍田(掛軸、色紙等)の買取りを強化しております。

 

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参考文献 「殿村藍田作品集」 東京堂出版