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2019.11.08

硯について

硯について

一般的に硯と聞くと小学校の頃に習った義務教育の書道で使っていた石を思い浮かべます。一般の人がその義務教区を終えてから硯に触れることはあまりなくなります。ですがその書道を社会人になった後も続ける方も存外多く、そういった趣味で書道をされる方から展覧会への出展を目指す書道家といわれる方たちもいらっしゃいます。そのような方たちにとって硯は自身の作品を創作するひとつの舞台でもあります。もちろん硯は日本、中国、朝鮮などアジア圏が生んだ文化ですがその歴史に沿い様々硯が各時代、各地域で製作されてきました。

和硯と呼ばれる日本の硯は伝統工芸品に指定されている宮城県の雄勝硯と山口県の赤間硯になります。雄勝硯の特徴は石質がやや柔らかく墨を奇麗に擦れるところがポイントです。

赤間硯は石質が緻密で絵あることに加えて彫刻がしやすく様々な意匠の硯があるところも魅力の一つです。また赤間硯は歴史も古く鎌倉時代から製作されてきた歴史があります。

赤間硯、雄勝硯の他には山梨県の雨畑硯が有名で歴史もあり元禄頃には製作されてきたと言われております。また雨宮静軒の製作した硯は造形的にも現代的で和硯のなかでは最も人気が高い硯といえます。

他には三重県の那智硯、玄昌石硯などがあります。

海の向こうにある中国硯は中国4大硯といわれる端渓硯があります。端渓硯は中国から日本に多く輸出されバブル期には大変な隆盛を誇りました。また採石場も多く老抗から算出される端渓硯は最高級の硯として現在も市場価値が高いです。その中でも一定の範囲から取れる硯材を水厳と呼び最高級の硯のひとつでもあります。

中国4大硯の一つである歙州硯は端渓硯ほど数はありませんが人気のある硯です。中国の江西省の歙県で採れる石材を使っていたためそのような名称がつきました。歴史もあり10世頃から製作されていますが数は少ないです。

中国4大硯のひとつである洮河緑石硯は北宋期に洮河の奥底から採石されたと伝えられていますが現存する硯がないので幻の硯といわれております。

中国四大硯のひとつである澄泥硯は砂や泥を使い製作されてきたと言われておりますが現在は焼き物ではなく自然石が材料である、ということで決着がつきました。澄泥硯は古硯でも現代硯でも墨は早く細かく擦れるため淡墨、青墨では真価が発揮されます。石質、色彩、粒子も変化が多く以下に分類されます。

 

アジア圏を中心非常に多くの硯がありますが書道具買取り専門「すみのあと」では硯の買取りを強化しております、ご自宅に眠っている価値のわからない書道具、硯がありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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