筆の歴史は書の歴史と共にあります。もちろん書の歴史は硯、筆、墨、墨蹟、掛軸作品も外せない分野でもはありますが筆は書に最も密接する分野であり、中国、日本で世界史上比類なき発展を遂げた分野でもあります。筆の歴史は伝説上は秦(紀元前3世紀)の蒙恬将軍が作ったと言われてますが湖南省の墳墓からは紀元前4世紀頃から筆、竹筒、竹片、小竹筒が出土してます。竹筒とは今でいう筆筒です、竹片は今でいうところの書簡でしょうか。小竹筒は現代の墨入れかと思われます。この時期に書道の原型が出来上がっていたとは恐るべき完成度ですね。この時期にも瓦で作成された硯もありましたし、もしかしたら掛け軸の原型もあったかもしれません。

筆の最古の歴史は一説には新石器時代の仰韶文化期(紀元前5000~3000年)には存在していたと言われます、紀元前4世紀に筆を置いておく筆筒があったのならそれ以前から筆の歴史はあったかもしれません。筆は中国文人は「徴墨湖筆」といい徴州の墨(今では徴州胡開文製として手ごろな値段で売ってますね)と浙江省の筆を名品として愛しておりました。戦後の大量生産品の筆や墨にも徴州や浙江省の名前が冠されているのはそういった歴史を踏まえているからでしょう。明、清以降は筆管までも美術工芸品となる作品が生まれ陶磁、玉、堆朱、彫竹、螺鈿、堆黒、象牙などで飾られた筆が古美術品として愛玩されてます。この時期には筆を保管する矢立も美術的作品が多く鉄、銅製で作成された上に銀象嵌が施されている古美術品もあります、日本では龍文堂、亀文堂が銅製品は担ってますね。杉並区で30年以上買い取り、査定の仕事をさせていただいてますが亀文堂、龍文堂の作品は時代はないですが美術品といえる作品を作成してますね。

日本においては漢字自体は弥生時代に伝来してますが文字として伝わったのは仏教伝来がきっかけのようです。文字、書道は飛鳥時代、奈良時代に広まりますが理由としては仏教伝来と共に全国に写経が広まるからでしょう。平安時代には平安の三筆と言われる嵯峨天皇、空海、橘逸勢らが輩出され中国の模倣から日本固有のかな文字が顕現します、のちに言う「国風文化」です。鎌倉、江戸期になると禅僧の来日と融合し墨蹟といわれる書風が現れ千利休らが育て上げ、表千家、裏千家の礎となった茶道の世界にも影響を与えます。江戸期には庶民にも書の文化が伝わり寺子屋を始めとして世界中でもトップクラスの識字率を誇るようになります、大変勉強熱心な国風ですね!

愛知県の豊橋筆、広島文林堂、江戸時代より東京で営業をしている鳩居堂、奈良の博文堂、広島県の一休園や熊野町で久保田正記が始めた久保田号など日本全国で名筆が作成されており、久保田号に関しては昭和天皇御幸の際献上筆製作として献上されております。それだけ書道、筆は日本社会の文化を担っております。

当社も杉並区で30年買い取り、査定の仕事をしておりますがこういった文化事業の一旦のお手伝いを続けていきたいと思います。

 

「書道具買取り専門 すみのあと」では筆を査定、買い取り致します。

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参考文献 「墨」芸術新聞社

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蘇州湖筆 熊野筆 鳩居堂 文林堂 宝研堂 他

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